.hack//SIGN #01 「RolePlay」(ロールプレイ)

とあるダンジョンの神像の間
そこには一人の呪文使いが倒れていた。
PC名「司」。意識を取り戻し起きあがり何をやっていたか思い出そうとする。
しかし、一時的な記憶の混乱か思い出せない。










そこに重剣士PC「ミミル」が現れる。
「おっと、先客がいたか。初めまして、ミミルでーす。」
「どうした?大丈夫?」
司は返事もせず「精霊のオカリナ」を使いダンジョンを脱出してしまう。










フィールドにあった井戸に腰をかけて思い出そうとうする司。
そこに今度は3人の騎士の格好をしたPCが現れ、
「我々は紅依の騎士団。ザ・ワールド内での不正行為に常に目を光らせている。」
そして、不正にエディットされた猫PCを探している事、司と一緒にいたという目撃情報が
ある事を告げた。司はまた返答せずにルートタウンに戻る。
「監視の必要があるか」騎士の一人が呟いた。










Θサーバ ルートタウン ドゥナロリヤックでミミルと再度遭遇する。
ミミルの忠告に司は「ログアウトしちゃえば関係ない」と言い放ち
カオスゲートに行きログアウトを試みる。
しかし、ログアウトできず再びドゥナロリヤックに戻される。
取りあえず司は適当なエリアに転送した。










司が幻の泉の魔人相手に攻撃をしていると後ろから剣士PC「ベア」が声をかけてきた。
「煮詰まってるなら手を貸すぜ。ちょうど初心者のサポートをしてるトコだし......」
しかし、司は最後まで話を聞かずにルートタウンに戻ってしまう。










「おーい、剣士が戦闘放棄してどうする?」
ベアの言っていた初心者の女性呪文使いPC「BT」がベアに近づいてきた。
「でも勝てただろ?回復しようか?」
「回復は自分でしたさ。」
「ならOKだ。ここではそうやって皆強くなっていくんだ。」










Δサーバ ルートタウン マク・アヌの川を小船で通っていく少女重斧使いPC「昴」と
先ほどの騎士PC「銀漢」が話し合っていた。
「蒼海のオルカ、蒼天のバルムンク、この二人が動いているならまず間違いは無い。」
「いいえ、あの二人が動く事のほど。だからこそ不安なのです。」
何か大きな事が起こると感じている昴だった。










司は再度、自分が倒れたダンジョンの神像の間に戻った。
司の前に不正にエディットされた猫型PC「マハ」が現れ
神像の間の宝箱を撫でた。司はマハを呼びとめようとしたが
マハは去ってしまった。










取り残された司は宝箱を開けた。
宝箱からは文字の書かれた石版でてきて閃光を放ち声が聞こえてくる。
「あなたを待っていました、ずっと。私にはあなたが必要です。
あなたが私を必要とするように。
共に歩みましょう。共に歩む限り私はあなたを守ります。」
言い終えると閃光は収束し石版も消えてしまった。










ダンジョンの出口で張っていた銀漢は出てきた司に剣を向ける。
猫PCの事を司から聞き出そうとするが司は全く応じない。
銀漢は実力行使で聞き出す事にする。










司を剣で弾き追い詰めたその時、壁から黄色い鉄アレイのような
モンスターらしき物体が出てきて銀漢をふっ飛ばした。
銀漢は見たことも無いモンスターにやや焦ったが体勢を立て直す。










モンスターが長い針状の攻撃を仕掛けてきて銀漢は剣で防ごうとするが、
攻撃は剣を貫通し、体をも貫通し銀漢は死亡状態になった。
司は、このモンスターが自分の事を守ってくれたと気付く。










司は辛いリアルの生活に戻る必要が無いと意識する。
その頃リアルでは、FMDをはずして倒れている中学生ぐらいの子が
警察に発見されていた。。。。












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